広報のち女将 夢は実現するもの

女将としての席づくり、采配の難しさ

 

例年よりも早く関東も梅雨入り。。。　太陽好きのわたしとしては、かなりショックな出来事。

 

今週はそれ以上にショック　というか自分の未熟さと新たな経験を感じた出来事がありました。

 

奥のテーブル席のご予約を8名様で受け、それでも'限界'と思っていたところに、お知り合いがどんどん加わってきてしまいました。　テーブル席からあふれる　という状況。

結局、カウンターのお客様が落ち着かず、少し怒ったご様子でお帰りになることになってしまいました。

 

女将としての采配ミスにつきます。

 

追加になった時に、『何時までどこかでお待ちいただく』『時間制限を設ける』といったことをしっかりとテーブル席の方々にお伝えできなかった。

 

そのため、カウンターにあふれ、その後3組の常連様をお断りすることに。　

ここで、女将である私がちゃんと溢れているお客様に'テーブル内'でおわまっていただくことをちゃんとお伝えしていれば、わざわざ時間をみてきたいただいた常連様に迷惑をかけることもかなったのではと。

 

そして、女将として自己嫌悪なことは、少しでも'あわててしまったこと'。　だから、その場その場での判断が遅くなり、本当ならいてほしかったお客様に席をつくれなかった。　そんな時、とても大事な焼酎グラスを1つ、割ってしまいました。　その出来事、音で、'我に返った'という感じです。　グラスが割られてくれたような気がします。　落ち着きを取り戻し、進めることができるようになりました。

 

全ては経験と前回も書きました。　また　いい経験、勉強となりました。　ひとつづつ、頭の中にマニュアルがまとまっていく気がします。

それにしても、疲れた1週間でした。　

たくさんの人に助けられて、経験を重ねる

開店から１０カ月が経とうとしています。　まだまだ１０カ月なんて新米と思っているのですが、そんな短い間に地震があり、'経験は早いうちがいいのかもね'なんて思っていたら、今週は'ビルの水道故障'という事件。　

 

営業中、それもありがたりことに満席で店内はワイワイみなさんが楽しく過ごされている２１時過ぎ、厨房のシンクの水道をひねったらお水が出ないのです。　これにはさすがびっくりしたのですが、ビルの問題か、店舗の問題か不明だったため、１階の店舗にこっそり行き確認したところ、'出ない'とのこと。　ビルの水道故障がおこったのです。　営業を継続するか、お客様にお伝えする方法、そして一番影響があるのは'お手洗い'。　そこで、ビルのほかのお店も使用不可なので、他で借りることができれば、営業を継続する、そしてそのことをお客様にお伝えすることを決めました。　

結局、隣のビルの１階店舗'さぬきおうどんや'さんの店長にお願いに行き、快く使用許可をいただけ、それぞれのお客様にお伝えし、そのまま営業を継続しました。　

お客様がお手洗いに行かれる時は、お手洗いまでご案内。　洗い物ができないため、お客様にご協力いただき、お酒のグラスは同じものにしていただいたり、お客様のご協力もとても助かりました。　結局通常通り閉店時間２３時半まで営業。　

洗い物、片付けが全くできないので、ぎりぎりまで片づけ帰宅。　翌日も　１７時まで断水だったのですが、友達が手伝いに来てくれ、１時間で全ての片付けを終え、１時間で仕込み、１９時開店。

 

いつでも'経験できること'は大きく、この歳でまだまだ学ぶことがあることに、学ぶことができることに感謝しています。そして、何より、人の助けに感謝しています。　お隣のさぬきおうどんやさん、初めてお話ししたにもかかわらず快くお受けいただけたこと、当日のお客様の状況へのご理解・私への励まし・応援、翌日よく頑張ったとお疲れさまの乾杯をしてくれたお客様、そして、翌日の片付けを手伝ってくれた友達、本当にたくさんの助けと支えがあってお店を開くことができていることを実感した出来事でした。　

占いもコミュニケーションのきっかけに。

 

お散歩していて汗ばむようになってきました。　わが家の犬たちも舌をだすようになり、夏が近づいていることを感じます。

 

今年にはいり、曜日によるお客様入り数の違いが少しづつ明確になってきました。　そんな時、前会社の同僚がたまたまタロット占いのプロを目指されている方と来店し、話しているうちに、お店で試してみようという話しになりました。　そこで、割とゆっくりしているある火曜日に、常連さんにその会社の方々にお声掛けをしてもらい、タロット占い会を行いました。

集まったのは、5名。　それぞれが、自分の解決したい悩みを持ちより、いざ1人1人タロットで占いを開始。　1人15分くらい、かなり真剣に占ってもらい、その結果を酒のつまみにみんなで話しは盛り上がっていました。

 

最初は、タロット占いを無料でできるというイベントのつもりでしたが、実際にやってみると、それぞれが今まで他のひとには話していなかった今の状況、悩み、考えなどを話すきっかけになったり、それをみんなが意見交換したり、お店にいらしたときよりわかりあっていった気がしました。　グループでタロット占いをすることが、コミュニケーションの広がり、お互いの理解、それぞれの親睦につながって、飲み屋をやる目的とちゃんとつながっていた気がします。

 

ゆっくりした日は、お客様とゆっくり　ふか～く、お話しをするいい時間です。　いい時間に付加価値をつけられる施策もいくつか試していけるといいですね。

もちろん　目的は、コミュニケーション。

3連休のありがたさ

 

待ちわびていたＧＷもアッと言い間に最終日。　今までは有給をとることで、自分で連休をつくれていたので、休日・祝日の連休のありがたみが薄れていた気がします。　今、自分だけで仕事をするようになり、決められた休日・祝日がどんなにありがたいか。　

 

そんなことから、今年のＧＷは、家族と遊ぶ、美味しい物を食べる・飲む、友達と会う、に加えて、デドックスしておく、体力をつける、新陳代謝をあげて体を整えるということにも時間を作りました。　忙しかったですが、もらった時間を有意義に過ごしました。　

ほんとに3連休って素晴らしい～

 

来月6月は3連休がないのですね。　今までそのことも気にしてなかった自分。　

週末、祝日。。。　もっともっと大切に過ごします。

 

できること！

地震から51日。　お店として、節電したり、コミュニケーションの場所になったり、小さいですができることをしてきました。　でも、飲み屋として、女将として、したいとおもっていたこと、それは、東北、特に被災地となっている地域のお酒を提供すること。

 

そして、今回、親友の友達で宮城県石巻の蔵元でもある友達のお酒がやっと出荷可能になり、明日2日より提供することになりました。　この蔵元は、文久からお酒を作り続けている歴史ある酒造、平考酒造さん。　大きな被害を受け、酒造の方々はなんとか無事。酒蔵も無事ではありましたが、電気もお水も供給がないとなると、ちょうと仕込み中の醪に大きな影響を与え、もう諦めかけていたそうです。　でも、醪は必死に生き、ついにお酒となりました。　醪の強さは、人々に感動と希望と勇気を与えてくれました。　そのお酒は、「日高見　復興酒　希望の光」　

 

私の親友は、その友達の家に必要となるものを買いそろえては物資を必死に送っていました。　私は、その話を何も出来ずに聞いているだけでした。。。　私にできること、　この奇跡のお酒を多くの方に届け、広め、もっと東北のお酒を飲んでいただくこと、飲んだ方々が平考酒造さんにエールを送ること、たくさんのエールを送るようにすること。

 

頑張らないっと！