広報のち女将 夢は実現するもの

やっぱり 広報職は女将職にいい

軽井沢に日帰りドライブで、万平ホテルのハンバーグとワインを楽しんだり気分転換してきました～

美味しい食べ物と空気が最高でした。

 

ここのところ、　広報をしていたことが本当に女将職に役だっていると感じることが多いです。　

友達に、'お酒を進めるタイミングがよくわかるね'　'いくつかお客様との会話にすんなりはいれるんだね'と言われ、　それは意識していなかったことでした。

 

思いあたる節は、広報をしていた当時、受身に情報を待つのではなく、周りの話しに広く聞き耳をたてて、なにがどう動いていて、どのタイミングで広報が必要かなど、背中の目、耳も使って情報収集を行っていました。　問題がおこった場合も、広報への連絡が遅れるケースも少なくなく（優先順位という意味で）、広報が情報をつかむことで、スムーズに対処できることもありました。

 

今、　お客様の動き、会話を見て、聞いて、共通の話題を見つけてみたり、会話に入るべきかどうかタイミングを見極めたりしています。　氷の音やグラスを置く音を聞いて、グラスがあいているかどうかを確認したりしています。

 

何がどう役立つかなんて、やっている間はわからなくてもいいんだと思いました。　いつか役に立つのでしょう。

 

２社目の会社のその当時の上司と、社員のキャリアをサポートするためのキャリアディスカッションというものをしてもらっていた時、「将来はどう考えている？」と聞かれ「将来は'飲み屋'をやりたいです！」と素直に答えました。　上司の回答は「今の仕事と違いすぎるから会社としてはなにもサポートできないな～」。　

でも、ちゃんと広報という職種を続けさせてもらったことが、今をサポートしていました。　やるな、上司。

いくつになっても勉強できるもの、好きなことなら♪

　斎藤佑樹選手が日本ハムに入団。　斎藤選手は、野球好きな私が久しぶりに若手として好きになり、活躍を追ってきた選手。　そして、日本ハムの梨田監督は、現役時代一番好きな選手で、関西までゲーム観戦に出向いたり、　東京の宿泊ホテルまで見に行ったりとおっかけをしていたほど。　

その２人がここで出会うんですから、今年は、今までの軌跡がつながる年なのかな～

 

　そんなことを思いながら郵便物を見ていたら、　焼酎ソムリエの協会からお便りが入っていました。　『ソムリエの資格更新手続き書類』。　資格取得して１２月で１年、時の経つのは早い。　そして、あの辛い試験勉強を思い出してしまいました。。。。　野菜ソムリエ資格試験とほぼ同時期でもあり、受験勉強以来の勉強の日々。。。　でしたね。　

 

　焼酎ソムリエ資格試験は、飲食は切り離せないものとして食文化、食の歴史など、アルコールを含む発酵食品全般の基礎知識、常識、サービス基礎知識などなど、焼酎以外の知識もかなり必要とされるものでした。　なぜ、この資格を？　'焼酎ソムリエになる'ことが一番の目的ではなかったですね。　受験し、基礎となる知識を持つことで'自分への自信'をつけたかったからです。　違う業界からのスタートで、不安だらけのなか、'お店を持つ自分に自信'がほしかったのです。　もう１つ、　脳を試し、活性化させるために、試験勉強がしたかったのもあります。　自分で自分にあった勉強方法を思い出しながらテキストを手書きでノートに写したり、　カードに書いたり、　スタバで勉強したり、友達と問題だしあったり・・・　歩くと覚えたことがこぼれ落ちてしまうほど記憶力はすご～く低下しているのも気付かされましたが、今思えば、つらかったですが、とても楽しかったです。　まだ　脳が生きているってことを感じました！

 

　好きなことなら、いくつになっても勉強できるものですね。　試験勉強、なかなかいいものです。　

'縁'と'タイミング'はやってくる～

すっかり'冬'到来？？？　汗をかきにくくなり、毒素がカラダに

たまっているのを感じます。　出さないと。。　お酒。

 

開店から3カ月目、新卒で入った会社から昨年退職したマイクロソフトまでの4社で出会った方々も「陽」に来店いただけていて、本当にいい出会いだったと感じる今日この頃です。　今 '4社の転職'を思い返すと、どれも次を決めず、まず辞めて、それから就活。　完全に自分をクリアにすることで、　'縁'と'タイミング'がやってくると信じていたからです。　かなり勝手にですが。。。（笑）　でも、少しでも迷いがあったら、退職せず、会社と自分の業務に向き合ういい機会としていました。　タイミング'はやってくるものだから。

 

そう。。。。

モトローラを退職した後、母が病気になり、そばにいてあげることができました。　そして母が亡くなり、まるで母のプレゼントのように、アドビシステムズに決まりました。

 

そして。。。

アドビシステムズを退職した時、飲み屋開店か、マイクロソフトに入社か、迷いました。　飲み屋開店に'迷い'があり、会社人としての道を選択しました。そのおかげで、また素晴らしい仲間と出会い、　広報・マーケティングの幅を広げることができ、今に役だっています。　そして、何より今年鹿児島の大手酒屋さんが東京進出し、出会うことができました！

 

'縁'と'タイミング'はやってきます。。　楽しく待っていましょう～

 

そうそう、我がワンコ息子も、わたしがめずらしくへこんでいる時、知り合いのお宅で生まれてわが家にやってきました。　へこんでいなかったら、その子に決めていなかったかも。　今は、遅く帰宅するわたしを愛情いっぱいで出迎えてくれています。　愛おしい'縁'です。

 

さて、そろそろ'カブ'の季節。　季節の変わり目で疲れた胃をいたわってくれます。　11月のメニューにいれるとしましょう。。。。

女将はお店の'広報担当'

すっかり寒くなってきました。　名前の通り、「太陽」好き＝夏好きな私には、苦手な寒さです。。。　少しでも太陽で出ている時に光合成しないと。。。

 

開店して、よく「全く違う世界からの転身は大変？」と聞かれます。確かに'世界'の違いで、お酒・食材などの仕入れ、業務用機器の使用など新しいことは大変ですが、世界＝職業が違っても、'職種'という意味では変わっていないと感じています。

そう、女将はお店の'広報・マーケティングコミュニケーション担当'

 

お店の内装・デザイン決め・食器選び、メニューブック作りなどは、広報・マーケティング商品を展示し、資料を作り説明し、記者の方々に理解していただくイベント開催と共通します。　空間で「陽」を表現し、どれだけお客様にお店そのものを知っていただき、居心地よく感じてもらえるように「陽」というイベントを創っている感じ。

 

お酒・お料理、お店そのものをお客様にお薦めすることは、広報として担当製品を記者の方々に紹介することと同じです。　まして、自分で選んだお酒、作ったお料理をお薦めできることは広報として一番やりがいがあり、幸せ。　もしかして今広報として一番活躍しているかも。。。　今までも頑張りましたけど（笑）

 

そして、すべてに共通していること、それが'人と人とのコミュニケーション'。エージェント、ベンダーさん、記者の方々、社内などと、仕入れ先、内装会社、管理会社そしてお客様とのコミュニケーションは、何も変わりません。

 

仕事をすることは共通することが多く、仕事＝人と人とのつながりはすべての基本。そう考えると、新しいことを始めやすくありませんか？

それが夢であると思うことが大切

2009年9月、23年間のサラリーマン広報を卒業し、新橋に飲み屋『焼酎楽隠れ家　陽』(http://yo-desu.com/ を開店して1カ月半。数年経ったのではと感じるほどにあっという間の女将職。

『夢は実現するもの』なんて大それたお題で始めていますが、がむしゃらでもなく、それだけをめざしていたのではありません。ここでは、夢の実現まで、開店＝女将＝経営者までと後の裏話、広報だからできる女将職、女将の毎日などつづっていきたいと思います。

このブログを書き始めるという機会に「なんで飲み屋の女将を夢見たか？」について自分に気合・喝を入れるためにも振り返ってみたいと思います。　

大学卒業後、リース会社国際営業部に入社。時代はバブル時代真っ盛り。営業部事務に飽きてしまい、まだ会社にはなかった女性の総合職の創設を会社に嘆願し、やっとの思いで女性総合職第一号に。鼻息荒く夜中まで働き、接待、会社飲みの毎日を楽しんでいました。新入社員が入り、部下を持ち、一段と張り合いがでて頑張っていたある日。

男性新入社員が「どんなに僕の考えを分かろうとしても、所詮女性は同じお手洗いには並べないから　本音はわからないですよ。本音はお手洗いで話すから」と一言。冗談のように聞こえますが、私には、「根本的に男女の垣根はなくせない」ということを痛感させられた言葉でした。そしてこれは、「男女の垣根をなくすこと」「女性の生き方」について考え始めたきっかけになった言葉でもありました。そう、この言葉だったんですよね。。。　

自分自身を出せる環境をと考え、外資系を選択（勝手な推察です）、モトローラという会社に転職。　毎日が楽しく、週4、5日男性の中で女性1人といったメンバーで飲み歩き、会社のこと、プライベートのこと、ばからしいことを話し、泣いて、笑っていました。

その時に、飲むという空間は一日をリセットでき、そして男女の垣根をなくすのでは、と感じ、「自分もいつかこんな空間を創りたい！」と思ったことが夢の始まりでした。

え！こんな些細なこと？と思わるかもしれませんね。夢のきっかけ＝大きな出来事　ばかりではないです。それを'夢'と思うこと、'思い続けること'が大事なのではと思います。

頭に昔のことが津波のように思い出されて、懐かしく、かつ気合が入ってきました！

今日は自分の第二のお城でもあるお店の拭き掃除、ワックスがけなど大掃除をしてスッキリ。お城も喜んでくれていたような気がします。