この度の地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に深くお悔やみを申し上げます。
被災地におかれましては、一日も早い復旧と皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。
地震の日から、店主&女将として、個人としても'今 できること'を考え、決めて、実行していく本当に長い一週間が過ぎました。みなさんも、同じ思いだったかと思います。 でも被災地の方々のことを思えば、なんでもないことですね。
今回お店には被害がなく、通勤も電車でできたこと、それより、自分のお店・お酒などを置いておくことがパートナーを置き去りにする気がして、14日より営業をしました。 本当は、'節電'のために、余震の危険性なども考えお休みするべきかとても悩みました。 でも、自分が飲み屋を開きたかった理由を思い返し'今 できること' それは、被災地の皆様に何かできること、節電をすることに加えて、'お店を開くこと=誰かのために役立つこと'、そして私たちはいつもの生活をすること。
節電しながらの営業、 お客様がいらっしゃらなくてもいいかなと思う毎日でしたが、かえって私が元気をもらう'時間'をもらいました。
かなりの揺れにあい、気持ちが暗くなってしまった女性の常連さんが帰りには、話して'元気が戻りました~'と言って帰られました。 こちらこそ'ありがとう'です。
被災地にご親族がいらっしゃる方がお二人いらっしゃいました。 お1人は、ご親族の方に連絡がとれない方もいらっしゃるとのことでしたが、行けないので働いていると。 ずっと、ご親族のこと、被災地での思い出、自分の思いをお話されていました。 もうひと方は、ご親族の方は皆様ご無事でしたが、生まれ育った実家は跡かたもないとのこと。 ご親族とのやりとり、お父様との会話、そして実家での思い出話をされていました。 お二人とも、笑っていましたが、心は泣いていらっしゃるようでした。 でも、お話したかったのですね。 自分の思いを話しながら自分に刻んでいらしたようでした。 わたしには、お話をしに来てくれたこと、泣いた心を見せてくれたこと、そして何より頑張っていたが嬉しかったです。
そして、常連さんが心配でいらしてくれました。 地震でのこと、お仕事のことを話しました。 その方の笑った顔を見て、'お店を開いていてよかった'と実感しました。 その会話・笑顔に、自分が元気づけられました。
電力不足、原発など心配ごとが多いですが、私は、様々な形で協力しながら、自分のパートナーを守り、お店を開いていくことを心に誓った1週間でした。
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